『特急にっぽん』(1961年・東宝)
川島雄三は、松竹から日活、東宝、大映と4社を渡り歩き、喜劇からメロドラマ、悲劇、風俗劇と多様な映画を撮りましたが、本作は、当時、こだまという特急なのに東京から大阪まで7時間かかったという、東海道新幹線開通以前の特急列車を舞台にした、恋のさや当てもスラップスティックもありの集団喜劇です。
原作:獅子文禄、脚本:笠原良三、撮影:遠藤精一
音楽:真壁理一郎
出演:フランキー堺、団令子、白川由美、小沢栄太郎、中島そのみ・・・
講師 :上野昻志さん(映画評論家)
映画は、さまざまの女性像を描いてきました。それが作家や時代、演ずる女優によって、どのような姿を見せるか探っていきます。講座では、映画を見た上で、ディスカッションを交えてお話しを進めていきます。